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TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2022 Rd.3 TOKACH

RACE REPORT

TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2022 Rd.3 TOKACH

TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ Race

ウエットとなった予選では阪口選手が7位となるが
決勝レースでは石坂選手の19位が最高位と苦戦を強いられた

Qualifying #7/DNS・#700/7th/1’36”314・#770/16th/1’36”907

今季から新たなシリーズとして開幕した「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」。初年度となった今シー ズンは7 月に開幕し、11 月の最終戦までに5 大会6 戦が予 定されている。7 月に富士スピードウェイで開幕戦が行なわ れ、8 月にはスポーツランドSUGO で第2 戦を、そして第3 戦は本州を離れて十勝スピードウェイでの開催。第3 戦のス ケジュールは、9 月23 日(金)にタイム計測が実施される専 有走行、24 日(土)に予選、25 日(日)に14 周の決勝レース となっている。
「T by Two CABANA Racing」は2018 年より前身となる 86/BRZ Race のプロフェッショナルシリーズに参戦し、今 季はチームの母体となる株式会社東名の社員ドライバー堤 優威選手が7 号車に、経験豊富な阪口良平選手が700 号車 に、若手ドライバーで上位カテゴリーへのステップアップを 目指す石坂瑞基選手が770 号車に乗り、3 台体制で GR86/BRZ Cup を戦うこととなった。

台風14 号が本州を縦断したため機材が到着するか危ぶ まれたが、チームは予定通りの9 月22 日(木)から走行を始 める。十勝スピードウェイは他のカテゴリーが開催されるこ とが少なく走行機会が限られている。石坂選手はこの日が初 の走行となり、路面コンディションや走行ラインなどを探り ながらスタート。堤選手と阪口選手は86/BRZ Race での参 戦経験が豊富で、ともに表彰台に登った経験がある。

TOYOTA GAZOO Racing予選

CABANA Racing

T by2 CABANAレーシングピットの様子

CABANA Racing

走り始めの22 日はドライコンディションとなり、3 台と もにまずはマシンの確認とセットアップを進める。一転して 23 日はウエットコンディションとなるが、午前中と昼過ぎに 2 本のスポーツ走行枠が設けられていて、15 時からはタイム 計測が行なわれる専有走行が実施された。予選日となる24 日 も降雨が予報されていたため、コース上には水溜まりが出来 るほどの難コンディションだったが3 台は走行を続ける。専 有走行枠ではやや雨量が減るタイミングもあり出走した29 台がタイムを伸ばしていく。翌日の予選が荒天などによりキ ャンセルとなった場合は専有走行のタイムでグリッドが決ま る可能性があり、どの選手もベストタイムを狙って走行する。 結果的には、堤選手が1 分44 秒692 で7 番手、阪口選手が1 分46 秒015 で14 番手、石坂選手が1 分46 秒194 で15 番 手となった。だが、堤選手は専有走行の最終盤にコースオフし ガードレールにマシン後端から激しく接触してしまう。このク ラッシュにより車両の修復が難しく十勝スピードウェイラウ ンドはここでリタイヤとなった。
 24 日(土)の予選日も朝からサーキットは雨雲で包まれた。 だが12 時35 分からスタートしたプロフェッショナルシリー ズの予選時は雨雲の切れ間となり、路面は濡れているものの 車両が走行を続ければ乾いていく可能性があった。阪口選手、 石坂選手ともに予選開始から終了までの15 分間を走り続け た。やはり路面コンディションは周回を重ねるごとに改善して いき、阪口選手は終盤に掲示モニターのトップに表示される がその後タイムを更新する選手が現われ最終的に1 分36 秒 314 で7 位、石坂選手は計測9 周目に1 分36 秒907 をマー クするが16 位で予選を終えた。

CABANA Racing

Final #7/DNS・#700/RETIRE・#770/19th/22’34”668

TOYOTA GAZOO Racing十勝決勝

23日の専有走行、24日の予選とウエットコンディション となったが、決勝レース日の25日は朝から日が差し込み、 十勝スピードウェイの西側にそびえる日高山脈なども見渡 せる天気となった。前日までは長袖に上着をはおるほどの 涼しさだったが、この日は気温が20℃を超えて半袖でも過 ごせる気持ちの良い秋晴れとなる。
プロフェッショナルシリーズの決勝レースは11時10分か らスタート進行の予定だったが、事前のレースが遅れた影 響で35分ディレイの11時45分にマシンがコースイン。700 号車の阪口選手は7番手グリッド、770号車の石坂選手は 16番手グリッドからのスタートとなった。専有走行でクラ ッシュを喫した7号車の堤選手は、マシンの修復ができず未 出走となっている。

 27台のマシンがフォーメーションラップを終えると14周 の決勝レースは、12時4分にスタートする。阪口選手はポ ジションをキープしたままアウト側から1コーナーを目指し た。続く1コーナーと2コーナーをつなぐストレートでもア ウト側を走行し、2コーナーに入るときにイン側のマシンが 寄ってきたため後退して接触を避けた。だが、さらにアウ トにはらんできたためコース外へ押し出される状況となり コースオフ。このアクシデントによりマシンが損傷し、リ タイヤとなった。

16番手からスタートした石坂選手は、課題だったスター トを成功させるとポジションを上げて1コーナーに進入す る。だが、イン側のコース外から1コーナーにアプローチし てきたマシンと接触し、右側のミラーを含めた外装を破損 してしまう。この接触によりポジションを下げると1周目の コントロールラインを19番手で通過する。2周目もオープ ニングラップの接触によってペースが上がらず3台にパスさ れてしまい22番手まで後退。レースが落ち着きをみせた4 周目には1分35秒台のラップタイムで周回できるようにな ったが、前方の集団からは離れてしまう。9周目には自己ベ ストタイムの1分35秒126をマークして20番手まで順位を 戻したが、さらにポジションを上げるスピードはなく14周 目に20位でチェッカーを受けた。正式結果では上位に入っ たマシンが車両違反により失格となったため19位となっ た。
 十勝スピードウェイ戦は3台ともに結果が残せず、今シー ズンの3戦でもっとも厳しい内容となってしまった。クラッ シュを喫した7号車は、次戦の鈴鹿サーキットまでに修復す るように準備を進めていて、3台での出走を予定している。 ♯7/DNS・♯700/RETIRE ♯770/19th/22’34.668

TOYOTA GAZOO Racing CABANA
COMMENTS
  • 安藤宏チーム代表兼監督

    Team Chairman/Director

    安藤宏チーム代表兼監督

    今回の十勝スピードウェイ戦は3台ともに満足できる結果が残せず残念な内容となってしまいまし た。7号車は専有走行中のクラッシュにより出走できず、関係者やファンの皆様にはご心配をおか けしました。700号車は手応えのある予選でしたが、決勝レースでは早々にコースアウトを喫して しまい阪口選手も悔しい結果だったはずです。770号車は決勝レースでの不必要な接触でペースが 上げられずスタート順位より下げてのチェッカーでした。このレース結果や内容を検証し直し、 次戦以降は納得いただける結果を目指します。

  • 堤 優威選手

    Driver

    堤 優威選手

    まずは専有走行でのクラッシュによりレースに出走することができず、スポンサーをはじめ多く の関係者、ファンの皆様には申し訳ありませんでした。今季はマシンの状況や調子も良く、十勝 スピードウェイではドライもウエットコンディションも自信ある状態でした。専有走行では予選 がキャンセルになることを想定してタイムを残しにいきました。そこで焦りがあったのかもしれ ませんが、コースオフしてしまいました。マシンを失うことも残念ですし、チームにも迷惑をか けてしまいました。次戦まで1ヶ月しかありませんが、戦える体制を整えます。

  • 阪口 良平選手

    Driver

    阪口 良平選手

    事前の鈴鹿サーキットでのテストからマシンのセットアップが決まりつつあり、十勝スピードウ ェイ戦に自信を持って臨みました。持ち込みの状態ではややオーバーステアでしたが、タイヤの 内圧やセットアップを煮詰めて行くことで戦えるマシンとなりました。予選では雨を想定してい て少しセットアップを外しましたが、それでも7番手の結果を残すことができました。決勝レー スはスタート直後の1、2コーナーの混乱で接触を避けたのですが、その際にコースオフしてリタ イヤとなりました。ポテンシャルはあっただけに残念な結果でした。残りの鈴鹿と岡山は得意な サーキットなので、何としても結果を残したいです。

  • 石坂 瑞基選手

    Driver

    石坂 瑞基選手

    十勝スピードウェイは走行経験がなく、最初は堤選手や阪口選手を手本にしてテストを続けまし た。ウエットコンディションでは開幕戦から自信を持っていましたが、今回はこれまでの速さが なく苦戦しました。予選は雨用のセットアップで走ったために、コンディションが回復していっ た最後にタイムが伸びず16位となりました。決勝レースは課題だったスタートを上手く決められ 1コーナーまでにポジションを上げましたが、進入でイン側から接触されて後退しました。追い 上げようと試みましたがペースも上がらず非常に悔しい結果でした。

  • 山崎登チーフエンジニア

    Chief Enginner

    山崎登チーフエンジニア

    事前のテストを含めてそれなりの準備は整えてきたつもりでしたが、3台ともに結果が残せず悔しい 内容となりました。22日の走り始めから路面コンディションが変わっていき、天気も予想しづらい 状況でした。石坂選手は十勝スピードウェイの走行経験がなく、少しでも走行距離を稼ごうとしま したがトラブルもあり想定したプランにはなりませんでした。阪口選手は上位で戦える手応えがあ りましたが、コンディションの判断も含めてあと少し足りませんでした。次戦まで時間がないです が、準備を進めて今回の借りを返したいです。